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ラウンド撮影

Shooting in the Round
Murnau AI illustration
turnover shooting shoot ratio rewind production cycle turnaround

シーンをあらゆる角度から撮影する——カメラが360度周回。編集の柔軟性が得られるが、セットアップ時間と照明の再調整が必要。

なぜ監督は、ストーリーには部屋にいる俳優が二人しかいないのに、シーン全体をあらゆる角度から撮影するのだろうか? それが360度撮影だ。これは時間を要するが、編集で計り知れないほどの自由度を生み出す意図的な選択である。2つか3つの固定されたカメラポジションに限定するのではなく、アクションを360度取り囲む。あらゆる反応、あらゆるジェスチャーが、正面、背面、上方、側面から記録される。

実用的な利点は明白だ。編集時に後で選択肢が増える。セリフのシーンは、あらかじめ決められた編集パターンに縛られることはなくなる。体のあらゆる動きに反応し、視線を分離し、編集のリズムで静寂を破ることができる。感情的な瞬間では、空間的な整合性を壊すことなく、異なる方向からのクローズアップで作業できる。これは、演技が複数のテイクで変動する場合や、監督が当初計画していたものとは異なる編集を後で行いたい場合に特に価値がある。

しかし、360度撮影には代償が伴う。照明は綱渡りになる。正面に光を当てるライトは、カメラが背後から撮影する必要があるときは取り除かなければならない。影の落ち方をコントロールするために、円形または拡散照明を選択する必要がある。セットアップに時間がかかり、テイクの数が増える。狭い空間や複雑な照明条件といった古典的な撮影現場では、これは手間がかかりすぎるか、非現実的になる。

実際には、360度撮影は以下のような場合にうまく機能する。インタビュー、十分なスペースのある演技シーン、ダンスシーン、キャラクター間の対立。テレビシリーズ業界は、編集素材を確保し、後処理を可能にするため、これに頼っている。ドキュメンタリーは、あらゆる角度から自発的な瞬間を記録するためにこれを利用する。低予算のセットでは、1分1秒が貴重なため、これは避けられる。

覚えておけ。360度撮影はやりすぎではない。それは保険だ。それが必要かどうかは、素材、空間、そして監督が望む編集の自由度にかかっている。

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