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制度批判
理論

制度批判

Institutional Critique
Murnau AI illustration
protocol institutionalization ideological critique

制度そのものを芸術の対象にする戦略 — アーカイブ、官僚体制が可視化される。内部から作用して権力構造を露呈させる。

撮影現場や編集でドキュメンタリー素材を扱う者は、この問題をよく知っている。すなわち、美術館、公文書館、行政機関といった「制度」が、目に見えない力となることだ。それは、何が展示され、何が消され、誰が語るかを指示する。プロトコル・アート(制度批判芸術)は、まさにこの指示そのものを主題とする。中心にあるのは作品そのものではなく、美術がいかにして可視化されるかを決定する書類、フォーム、管理プロセス、そして空間構造である。

映画の文脈では、これは具体的に次のような意味を持つ。美術館について撮影するのではなく、カタログ作成、保管庫、保険書類を撮影するのだ。運営のインフラが、美的実体となる。例えば、撮影監督は公文書館の果てしない棚の壁を、壮大な品質を持つように演出することができる。その一方で、ナレーションは官僚的な意思決定基準を読み上げる。素材はもはやコレクションそのものではなく、その管理となる。これが決定的な転換点である。制度の力を、そのプロセスを通じて文字通り可視化するのだ。

しかし、このアプローチの難しさは、自分自身が同じ機構に巻き込まれることなく、単に批判することができない点にある。映画を撮影する者は、制作会社、許可、配給といった新たな制度を利用する。そのため、このアプローチを実践する芸術家は、しばしばシステムに反対するのではなく、システム協働する。彼らはアクセスを求め、公文書館そのものを情報源として利用し、協力を芸術形式とする。編集においては、撮影休止中の映像を見せる、クラッパーボードを映り込ませる、制作そのものを透明化するといったことが考えられる。

映画の実践においては、美学が分析の道具となる。管理センターの構図は装飾ではなく、声明である。光と編集は、権力の解釈となる。そして、プロトコル・アートが映画を利用する(あるいは、映画がそれを利用する)からこそ、第二の反射層が生じる。すなわち、「管理すること」の映像を誰がコントロールするのか?まさにこの循環性が、芸術的な付加価値を生み出すのである。

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