ショット開始・終了の追加フレーム——編集時の柔軟なトリミングを可能に。標準:片側1~2秒。
ハンドル (Handles)
どのエディターもこのシナリオを知っているはずだ。編集作業中に最初のカットを再生し、突然、ショットが1フレーム早く終わるか、1フレーム遅く始まることに気づく。まさにここでハンドル (Handles)が役立つ。これは、撮影監督や1st ACが意図的に実際のスクリプトテイクの前後に記録する追加のフレームのことだ。これらは、編集作業中にパニックにならずに作業する自由を与えてくれる数秒間の安全策なのだ。
実際には、例えばシーンが5秒間続く必要がある場合、1〜2秒前から撮影を開始し、カメラも最終テイクの1〜2秒後まで回し続ける。これにより、最終的に約8〜9秒の生素材のテイクが得られる。エディターは、パフォーマンスやカメラの動きが途切れることなく、インポイントとアウトポイントを移動させることができる。これは、正確なタイミングが編集段階で初めて明らかになるセリフシーンや、ショット間の視覚的なトランジションで特に重要になる。そこでは、追加のフレームがスムーズさと途切れ途切れさの違いを生む。
標準的なルールは、1ページあたり最低1秒、重要なシーンやダイナミックな動きがある場合は1.5〜2秒が良いとされている。高フレームレートのデジタルカメラでは、これは顕著な追加ストレージを必要とせず、後々の時間と妥協を節約できる。ハンドルなしで撮影することはプロフェッショナルではない。これはエディターを厳格な編集判断に追い込み、トランジション領域がないため、カラーミキシングやサウンドミキシングが困難になる。
第二の側面はVFXパイプラインに関わる。ここでも、ビジュアルエフェクトスーパーバイザーやコンポジターは、動きや背景が端で欠けることなく、エフェクトをきれいにロトスコープしたりコンポジットしたりするためにハンドルを必要とする。セットで意図的にハンドルを使って撮影する人は、プロフェッショナルな仕事を示し、チーム全体の後々の面倒を省くことになる。