ホワイトバランス不正またはライト混合による不要な色かぶり——冷光が暖色を圧倒する。昼光とタングステンを補正なしで混ぜると発生。
ご存知ですか?ロケーションにいて、部屋に暖かい太陽の光が差し込んでいるのに、室内の照明をつけると、突然すべてが緑がかったり青みがかったりして見えることがあります。これがカラーミスト(色かぶり)です。単なる美的欠陥ではなく、異なる色温度の光源が混ざり合うことで生じる技術的な問題です。カメラは、昼光(約5600K)とタングステン(約3200K)に同時にキャリブレーションすることはできません。間違ったホワイトバランスを選択すると、一方の光源の色かぶりを解消しようとして、青か黄色・オレンジ色になってしまいます。
実際には、これはしばしば無意識のうちに起こります。スポットライトが最も支配的な光なのでカメラをタングステンに設定し、そこに窓から太陽光が入ってくると、外部の照明はすぐに冷たく人工的に見え、窓は普通に見えます。逆に、昼光にホワイトバランスを設定すると、丁寧に配置した2Kのランプがオレンジ色で不自然に暖かく見えます。これは機材の欠陥ではなく、純粋なカメラの論理です。どちらの光源を基準にするか決めなければなりません。
現場での実践的な解決策:どちらかの光源にフィルターをかける — CTB(カラー温度ブルー)を暖かいスポットライトにかけて昼光に合わせるか、タングステンに合わせたい場合は窓にND/CTO(カラー温度オレンジ)をかけるかです。あるいは、両者の中間のニュートラルな基準にホワイトバランスを設定します。一部の撮影監督は、例えばシーンを心理的に冷たく見せたい場合や、外の冷たい照明がまさにそれを表現している場合に、意図的にカラーミストを演出手段として使用します。しかし、これは意図的な選択であり、ミスではありません。
編集段階でカラーグレーディングによってカラーミストを部分的に修正することは可能ですが、センサーに十分な情報が残っている場合に限られます。RAW素材はH.264よりも許容度が高いです。クリーンな解決策は現場で行われます。ホワイトバランスを正しく設定し、光源を調和させるか、意図的に演出します。カラーチェッカーを使った露出測定は、特に混合光の場合、あなたの親友になります。