Angenieux 45-120mm T2.8 サーボ制御ズームレンズ、PLマウント搭載、コンパクトデジタルシネマとラン・アンド・ガン制作に最適化。
技術詳細
45-120mmは、自然なボケ味を生み出す15枚羽根の絞りを備え、31.5mmのイメージサークルをカバーします。最短撮影距離は85cm、フロントフィルター径は114mmです。内蔵されたサーボモーターは、/iテクノロジーインターフェースを介して、可変速で精密なズーム操作を可能にします。このレンズはPLマウントを採用し、Lens Data System (LDS) を提供してカメラにメタデータを転送します。光学設計は14群20枚のレンズエレメントで構成され、色収差を低減するED(超低分散)ガラスも含まれています。
歴史と開発
Angenieuxは、デジタル映画制作におけるコンパクトでサーボ制御可能なズームレンズへの需要の高まりに応えるため、2014年にEZシリーズの一部として45-120mmを初めて発表しました。開発は、より大型のOptimoレンズでの経験に基づいていましたが、特に小型カメラセットアップやドキュメンタリー制作ワークフローに最適化されることを目指しました。2016年には、改良されたサーボ機構と、新しいカメラセンサーに最適化されたカラーマッチングを備えた改訂版が登場しました。
映画での実用例
45-120mmは、レンズ交換なしで素早い焦点距離変更が必要な、ラン・アンド・ガン制作やドキュメンタリー映画に特に適しています。そのコンパクトなサイズは、ステディカムやジンバルでの作業に最適です。ドラマ「ザ・クラウン」では、T2.8という明るさが利用可能な光量でも十分な余裕を提供するため、カメラチームは親密なポートレート撮影にこのレンズを使用しました。サーボズームは、フォーカスプーラーがレンズに張り付く必要なく、撮影中のスムーズなプッシュインを可能にします。
比較と代替案
より重いAngenieux Optimo 45-120(4.2kg)と比較して、EZバージョンは、わずかな光学的な妥協で、はるかに優れた取り回しやすさを提供します。CanonのCN-E 30-105mmは同様の焦点距離範囲をカバーしますが、内蔵サーボモーターは搭載されていません。FujinonのMK50-135mmは同等の明るさを提供しますが、焦点距離は50mmから始まります。より大きな予算と最高の画質を求める制作においては、Optimo 45-120がリファレンスであり続けますが、EZ 45-120は画質と機動性の間の最適な妥協点を提供します。