パナソニック/オリンパスバヨネットマウント、内径38mm、フランジバック19.25mm;アダプターで各種レンズシステムに対応。
技術仕様
MFTマウントは、内径38mm、バヨネット外径46mmを採用しています。19.25mmという短いフランジバックにより、Canon EF、Nikon F、Leica M、PLマウントを含む、ほぼ全ての他のレンズシステム用アダプターの使用が可能になります。12個の電気接点は、オートフォーカス、画像安定化、絞り制御、レンズ補正などのデータを伝送します。この規格は、センサーシフト技術による機械式および電子式画像安定化をサポートしています。
歴史と開発
MFT規格は2008年にパナソニックとオリンパスによって共同で導入され、最初のMFTカメラとしてパナソニックLUMIX DMC-G1が市場に登場しました。2013年にはBlackmagic DesignがPocket Cinema Cameraでこの規格をプロフェッショナルな映像制作分野に拡大しました。Z CAM、DJI、Sharpなどの他のメーカーもこのシステムを放送用およびシネマカメラに採用しました。2019年以降、ストリーミングおよびライブプロダクションカメラでもMFTシステムがますます活用されています。
映画での実用例
MFTカメラは、重量とサイズが重要なドキュメンタリー制作において、例えば「Free Solo」(2018)のクライミングシーンなどで使用されています。Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K Proは、インディペンデント制作や大規模プロダクションのBカメラとして使用されます。Netflixは、パナソニックGH5Sを含む特定のMFTカメラをオリジナルコンテンツに採用しています。このマウントは、アダプターを介して、PLマウントソリューションのわずかなコストで、Zeiss Super SpeedsやCooke Panchrosのようなヴィンテージシネレンズの使用を可能にします。
比較と代替案
ソニーEマウント(フランジバック18mm)と比較して、MFTは同等の光学性能でより小型・軽量なレンズを提供します。しかし、Canon RFマウントとNikon Zマウントは、それぞれ20mmと16mmのフランジバックで、より大きなフルサイズセンサーを採用しています。伝統的なPLマウント(フランジバック52mm)は、はるかに大きく重いレンズを必要とします。ジンバルセットアップやドローン撮影においてはMFTが比類のない存在であり続けていますが、大画面上映を伴う映画制作ではフルサイズシステムが好まれます。