Digital Sputnik Voyager:ラトビア製LEDパネル、1,200W時28,000ルーメン、CRI 95+、Wi-Fi制御と能動水冷却搭載。
技術仕様
Voyagerは、1,200ワットの消費電力で最大28,000ルーメンの光出力を達成します。陽極酸化アルミニウム製の筐体は14.2kgで、2つの120mmファンを備えたアクティブ水冷システムを搭載しています。演色性はCRI 95+、TLCI 97+です。制御はDMX512、Art-Net、sACN、またはWi-Fi経由のDigital Sputnik独自のアプリで行われます。システムは16ビット調光に対応し、フリッカーなしで0.1%の調光レベルを実現します。動作電圧は90-264V AC、またはVマウントバッテリー経由で48V DCです。
歴史と開発
Digital Sputnikは、ラトビアのLEDメーカーのフラッグシップモデルとして2019年にVoyagerを開発しました。2014年にOsram傘下のClay Pakyの元従業員によって設立された同社は、DSシリーズのプロフェッショナルLEDパネルで地位を確立しました。Voyagerは、NABでの発表とともに2020年にハイエンドセグメントへの進出をマークしました。ファームウェアアップデートにより、2021年のピクセルマッピング機能の統合など、機能が継続的に拡張されました。
映画での実用例
Voyagerは、消費電力が大幅に少なく、ウォームアップ時間を必要としない即時利用可能な従来の2.5kW HMIライトに取って代わります。Netflix制作の「ザ・クラウン」シーズン5では、バッキンガム宮殿での屋内撮影のキーライトとしてVoyagerユニットが使用されました。無段階の色温度調整によりコンバージョンフィルターの損失がなくなり、Wi-Fi制御によりアクセス困難な場所からのリモート操作も可能です。消費電力が少ないため、バッテリー駆動で最大45分間フルパワーで使用できます。
比較と代替案
直接の競合製品はArri OrbiterとAputure Nova P300cですが、Voyagerはコンパクトなサイズでより高い光出力を誇ります。Arri SkyPanel S60-Cと比較して、同等の消費電力で40%多くのルーメンを提供します。小規模なプロダクションにはAputure Light Stormシリーズが費用対効果の高い代替品となりますが、Voyagerの色精度には及びません。日中の屋外撮影では、90,000ルーメンのArri M90が依然として無敵です。