モジュール型LEDライトシステム、球形配置の交換可能モジュール搭載、360°放射。色温度2700K–6500K、最大1080W、DMX/アプリ制御対応。
技術仕様
DS1システムは12個の交換可能な15W LEDモジュールを使用し、DS3モデルは72個のモジュールで最大1080Wの出力を実現します。色温度は2700Kから6500Kまで無段階に調整可能で、CRI値は95以上です。各モジュールには個別のRGBW LEDが搭載されており、精密なカラーミキシングが可能です。ライトは14.4Vバッテリーシステム(Vマウントまたはゴールドマウント)で動作し、DMX512制御とBluetoothによるアプリベースのワイヤレス制御を提供します。モジュールの球体配置により、ハードな影のない360°の照射角を実現します。
歴史と開発
Digital Sputnikは、DoPとして従来のLEDパネルの限界を認識した後、2014年にAigars Bišsによってリガで設立されました。最初のDS1モデルは2015年に市場に投入され、モジュラー式ボールライトのコンセプトを確立しました。2017年にはより高出力のDS3システム、2019年にはモバイル用途向けのコンパクトなDS6モデルが続きました。開発は、従来のスタジオシステムでは別々にしか利用できなかった、最大の携帯性とプロフェッショナルな光質を組み合わせることに焦点を当てました。
映画での実践的な使用
Digital Sputnikライトは、「クイーンズ・ギャンビット」(2020)のようなプロダクションで雰囲気のある背景照明に使用され、数多くのミュージックビデオでダイナミックなカラーエフェクトに使用されました。360°の照射は、1つのライトで複数の照明方向をカバーできるため、カーリグに特に適しています。狭い撮影スペースでは、省スペースなキーライトまたはフィルライトとして機能します。バッテリー駆動は電源なしでの迅速なセットアップを可能にし、アプリ制御は複数のユニットの同時制御を可能にします。指向性照明においては、全方向性照射のため追加のシェーディングが必要となるため、欠点が見られます。
比較と代替案
Arri SkyPanelやLitepanelsのようなフラットなLEDパネルとは異なり、Digital Sputnikライトはソフトな影を作り出す点光源を生成します。Astera-Tubesは同様の携帯性を提供しますが、球体ではなく線形の光分布です。Nanlite ForzaシリーズやGodox VLシステムのような最新の代替案は、指向性照射での高い光出力を重視しています。Digital Sputnikは、機材のボリュームが限られたモバイル撮影に最適ですが、従来のフレネルまたはLEDパネルセットアップは、制御されたスタジオ環境でより正確な光の誘導を可能にします。