画像内の色値の科学的測定—一貫したカラーグレーディングの基礎。測色なしに仕事はできない。
グレーディング・スイートに座って2時間経った後、プロダクションモニターで見ていた色とスイートのモニターの色が全く違うことに気づいたとします。そこで登場するのがカラーマネージメント(色彩測定)です。これは理論的な概念ではなく、実際に何を見ているのかを知るためのツールなのです。カラーマネージメントは、RGB値、色温度、輝度値、ガンマカーブなど、主観的な色の知覚によって隠されてしまうものを客観的に測定します。これは物理的な光と、モニターが私たちに見せかけるものの間の架け橋なのです。
実際には、これは具体的に何を意味するかというと、カラーメーターを使ってモニターをキャリブレーションすることです。カラーメーターは画面に設置され、数百の測定点を記録する測定器です。その後、この機器はモニター固有の特性(色かぶり、明るさ、コントラスト、時間の経過によるディスプレイの自然なドリフト)をすべて補正するプロファイルを作成します。このキャリブレーションなしでは、グレーディングの決定は空回りしてしまいます。スイートで完璧に見える画像も、映画館のプロジェクターでは完全に彩度が高く見えるかもしれません。モニターが一度もキャリブレーションされていなかったとしたら、それは驚くことではありません。
撮影現場でも同様の原則が適用されます。カメラアシスタントは、スポットメーターを使って被写体のさまざまな領域の輝度値を測定します。これは最小スケールでのカラーマネージメントです。色温度(ケルビンで測定)は、ホワイトバランスが一貫性を保つように、色温度計で決定されます。これらの測定値はフッテージのメタデータに記録され、カラーリストが後で正しい初期状態に早く到達するのを助けます。
映画制作における標準的な基準値はD65(6500ケルビン)です。これは標準化された昼光の等価色温度です。モニターはこの標準にキャリブレーションされます。ガンマ値(映画では通常2.4)は、輝度の段階がどの程度線形または指数関数的に表示されるかを定義します。これらはすべて抽象的な数字ではなく、最終出力が上映場所で計画通りに見えるか、それとも間違いのように見えるかを決定します。
カラーマネージメントなしでは、直感と慣れに頼ることになります。それがあれば、再現性のある作業ができます。それがプロフェッショナルなグレーディングとギャンブルの違いです。最も良い投資は、優れたカラーメーターと、毎月モニターを再キャリブレーションする規律です。