可視光を反射し熱放射を透過する二色鏡——HMIとタングステンの前に必須。熱蓄積を最大50%低減。
コールドミラーが必要だ。さもないと、セットデザイナーと衝突することになる。熱で色が破壊され、俳優は10分で汗だくになるからだ。この装置は単純な光学原理で機能する。ダイクロイックコーティングが可視光波長を反射し、赤外線を透過させるのだ。セットの中にではなく、外に放出する。それがこの魔法のすべてだ。
実際には、HMIライトヘッドまたはタングステン・フレネルライトの直前または直後にコールドミラーを設置する。18K HMIの場合、熱放射を最大50%削減できる。つまり、キーライトは顔に輝くような白さで当たるが、周囲の温度は狂ったように上昇しない。特にタイトな状況、狭いセット、俳優が密集している場合、長回しでは重要だ。すぐに実感できるだろう。シャツの汗染みが小さくなり、メイクアップアーティストの修正作業が減り、俳優にかかる心理的な負担も測定可能に軽減される。
技術的には、リフレクターのガラスインサート、前面に装着する独立したフレーム、または現代のライトヘッドに統合されたものなど、さまざまなタイプがある。重要なのは、コールドミラーは光量を犠牲にするということだ。半段から1段の絞り値分の光量低下を計画に入れておく必要がある。それがトレードオフだ。一部の撮影監督はヒートフィルターと組み合わせて使用し、一部はライトのレンズの直前にミラーを配置する。ダイクロイックコーティングの品質が決定的な要因となる。安価なガラスはちらつき、色の純度を失う。
ワークフローのヒント:長いセリフシーンを撮影し、俳優が光に敏感な場合、試し撮りでコールドミラーを配置する。俳優自身に熱が耐えられるかどうかを感じてもらうのだ。熱放射の心理的な影響はしばしば過小評価される。客観的な温度が極端でなくても、攻撃的に感じられる。コールドミラーを使えば、セットはよりリラックスした雰囲気になり、演技はより自然になる。些細なことのように聞こえるかもしれないが、そうではない。