ミラーレスおよびシネマカメラからProResビデオをキャプチャする5インチポータブル外部レコーダーおよびモニター
技術仕様
初代Ninjaは、最大1TBの2.5インチSSDにApple ProRes 422 (HQ) および Avid DNxHD のみで記録します。入力信号はHDMI 1.3経由で、8-bit 4:2:2の色深度、1920×1080p(最大30fps)または1080i(最大60fps)に対応します。内蔵バッテリー(ソニーNP-F570シリーズ)により、7.4Vで約2時間の連続動作が可能です。アルミニウム製筐体は145×95×35mmで、重量は340gです。Ninja-2やNinja Bladeといった後継機種では、ProRes 422 LTおよびProxyモードへのコーデックサポートが拡張されました。
歴史と開発
2010年にオーストラリアの実業家Jeromy Youngによって設立されたAtomosは、2011年に最初のNinjaを発売しました。Canon 5D Mark IIのようなカメラが内部に強く圧縮されたH.264素材しか記録できなかったため、このデバイスはDSLRビデオプロダクションに革命をもたらしました。2012年にはメニュー操作が改善されたNinja-2、2013年にはSDI入力を備えたNinja Bladeが続きました。Ninjaシリーズは、手頃な価格のProResレコーダーというコンセプトを確立し、Ninja V(2018年)のような現代の4Kレコーダーへの道を開きました。
映画制作での実用例
Ninjaは、インディペンデントプロダクションが高価なカメラシステムなしで放送品質のコーデックにアクセスすることを可能にしました。ドキュメンタリー映画制作者は、Canon 5D Mark IIIとNinjaの組み合わせを使用して、10-bitに近い品質の映像を撮影しました。フォーカスピーキングやゼブラパターンを備えた内蔵モニターは、追加のモニタリングソリューションを不要にしました。典型的なワークフローは、DSLRからのHDMIクリーンアウトプットをNinjaに入力し、同時に圧縮されたカメラ素材をバックアップとして記録するというものでした。HDMIケーブルの断線や、多くのDSLRカメラの30分記録制限が制約となりました。
比較と代替手段
内部カメラコーデックとは異なり、ProResは圧縮率が大幅に低く(H.264の45Mbpsに対し220Mbps)、ポストプロダクションを簡素化します。BlackMagic Video Assistは、2015年から同様の機能でより低価格で競合しました。Atomos Ninja Vのような現代の代替機は、4K ProRes RAWおよび10-bit HDR記録をサポートしています。現在のカメラ(Canon R5、Sony FX3)の内蔵RAW記録は、多くの用途で外部レコーダーの必要性を減らしていますが、Ninjaシリーズは長時間の記録時間と高度なモニタリング機能で引き続き強みを発揮しています。
最新情報
Atomosは、7年ぶりにNinjaシリーズの全面的な再設計を2024年に発表しました。新しいモデルであるNinja TXとTX Goは、初めてCFexpress Type Bカードをサポートし、中央に配置されたバランスの取れたバッテリーマウントを備えています。TXは最大6K 30pのHDMIおよびSDI入力を処理し、ワイヤレスタイムコード同期に対応する一方、TX GoはSDI接続なしのHDMI記録に特化しています。