Aputure Alpha Series:COB LED照明(60W-1200W)、Bowensマウント、HMI照明の代替。Alpha 300は42,000ルクス、Alpha 1200は1m距離で150,000ルクス以上を実現。
技術仕様
Alphaシリーズ(Alpha 60、300、600、1200)は、標準的なライトシェイパー用のBowensマウントコネクタを備えたCOB(Chip-on-Board)LEDテクノロジーを採用しています。Alpha 300はハイパーリフレクター使用時、1メートル離れた場所で42,000ルクスに達し、Alpha 1200は150,000ルクスを超えます。全モデルでDMX-512制御、Sidus Link経由のアプリ制御、グリーン/マゼンタシフト機能(±150)を提供します。ライトは48V電源またはVマウントバッテリーで動作し、Alpha 300は150Whバッテリーで約90分間稼働します。
歴史と開発
Aputureは、LSシリーズでLEDの経験を積んだ後、2019年4月にNABで最初のAlpha 300を発表しました。Alpha 60は2019年末、Alpha 600は2020年半ば、Alpha 1200は2021年春に発売されました。2022年には、RGBWWバリアント(Alpha 300c、600c)を追加し、完全なカラー制御を可能にしました。この開発は、従来のHMIライトに取って代わる昼光同等のLEDソリューションへの需要の高まりに応えるものでした。
映画での実用例
撮影監督のGreig Fraserは、「THE BATMAN-ザ・バットマン-」(2021)で、Alpha 300の軽量さが決め手となったモバイルカーシーンでAlphaライトを使用しました。Alpha 600は窓からの太陽光の模倣によく使われ、Alpha 1200は屋外撮影で2.5K HMIライトの代わりに使用されます。典型的なワークフローは、Sidusアプリでのセットアップ、照明卓へのDMX統合、ソフトボックスやフレネルレンズとの併用です。利点は、ウォームアップ時間が不要で即座に使用できること、静音動作、0~100%の正確な調光です。欠点は、同等のタングステンライトよりも初期費用が高いことです。
比較と代替案
Alphaシリーズは、ARRI Orbiter(2000Wだがはるかに高価)やLitepanels Gemini(同等の性能だが耐久性は劣る)と直接競合します。従来のHMIライトとは異なり、Alphaライトはバラストを必要とせず、発熱も少なくなります。予算重視の代替案としてはGodox VLシリーズやNanlite Forzaシリーズがありますが、これらはCRI値が低くなります。大規模なスタジオプロダクションではARRI Skypanelが標準であり続けていますが、Alphaライトはラン&ガンや中規模プロダクションで主流となっています。