オーバルフレア:アナモルフィックレンズ特有の楕円形ゴースト。シリンドリカルレンズが円形の絞りゴーストを楕円に圧縮する、アナモルフィックルックの証。
オーバルフレアは、アナモルフィックレンズがゴースト(映り込み)として残す指紋のようなものです。球面レンズが円形のレンズフレアを画像に映し出すのに対し、アナモルフィックレンズの円筒レンズ要素は同じ映り込みを水平方向に圧縮します。その結果、縦長の楕円形が残ります。投影時、あるいはデスキューズ(アスペクト比補正)の際に画像は水平方向に引き伸ばされますが、円筒レンズを通る光路を二度通るため、映り込みは楕円形のままになります。
関連用語と区別
オーバルフレアはアナモルフィック・スポットの兄弟のような存在です。物理的な原理は同じですが、より広範囲で柔らかく、光源が移動する際にはしばしば画像対角線上に複数の楕円形が連なって現れます。有名な水平方向のストリークとは明確に区別されます。ストリークは円筒軸に沿った散乱光ですが、オーバルはレンズ面での絞りの実際のゴースト(映り込み)です。
撮影現場での使用
ライトや太陽が画面の端近く、あるいは一部だけ映っている状態で、絞りをあまり絞りすぎないようにすると、楕円形は絞り羽根の形状を示します。絞り羽根の枚数が少ない古いアナモルフィックレンズは角張った楕円形を生成し、多くの羽根を持つ最近のシリーズはより柔らかい楕円形を生成します。フレアのデータシートでは、シリーズごとに楕円形の傾きが記録されています。これは、シリーズによってオーバルフレアが大きく異なるためです。一部のレンズはろうそくの光でも楕円形になりますが、他のレンズは直接的な逆光でしか楕円形になりません。
実践的なヒント
- オーバルフレアはパン(カメラの首振り)の際に光源とは逆方向に移動します。カメラを動かす前に、画像内での映り込みの軌跡を確認してください。
- ストリークだけでアナモルフィック・ルックを定義していると、オーバルボケやオーバルフレアといった、より控えめな特徴を活かしきれていません。
- 混合セットでレンズマッチングを行う際は注意が必要です。球面レンズを使用したBカメラは円形の映り込みを生成し、これは編集時にオーバルフレアと並んで目立ってしまいます。
関連語
クイズ
1. Was beschreibt „Ovaler Flare" am besten?
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