概要
8x8フレーム(別名:8x8バタフライ、8x8オーバーヘッド)は、一辺が8フィート×8フィート(約2.4m×2.4m)の正方形のグリップフレームです。これは、バタフライやオーバーヘッドと呼ばれる機材ファミリーに属し、一般的に4x4、6x6、8x8、12x12、20x20フィートのサイズで提供されています。フレーム自体は光を形成したりフィルターしたりするものではなく、張るための面として機能します。張られた布(業界用語で「ラグ」)によって初めて、光を拡散させたり、遮光したり、遮断したり、明るくしたりするためのツールとなります。
「バタフライ」と「オーバーヘッド」という用語は、業界ではほぼ同義で同じタイプのフレームを指して使用されます。「バタフライ」という名称は歴史的なもので、初期の丸いフレームが棒に取り付けられ、チョウの網に似ていたことに由来します。
フレームの構造
8x8フレームは通常、4つのチューブ状の部材で構成されており、コーナーコネクタで組み合わされて正方形になります。アルミニウム製の角パイプで作られたフレームが一般的で、プロファイルの厚さも様々です。例えば、American Gripは4本の8フィートチューブ(3/4インチ)、4つのコーナー、2つのスライダーを使用し、Kupoは30mm角パイプ、Matthewsは1インチ角パイプを使用しています。また、持ち運び可能なセットアップのために、折りたたみ式(「collapsible」)または分解式の軽量フレームもあります。
スタンドへの取り付けのため、多くのフレームには側面に「イヤー」(耳)が付いており、これは重いコンボスタンドやセンチュリースタンドのグリップヘッドや、いわゆるロリポップに挟み込まれます。これにより、フレームの高さを自由に調整したり、角度をつけたりすることができます。
布(ラグ)
フレームには、必要に応じて適切な布が張られます。布は通常、周囲にアイレット(グロメット、約24インチごとに1つ)が取り付けられており、紐(タイ)やバンジーコードでアイレットを通してフレームに結び付けられます。一般的な布の種類は以下の通りです。
| 布の種類 | 機能 |
|---|
| シルク / 人工シルク | 拡散、柔らかな光の反射 |
| グリッドクロス(フル / ハーフ / クォーター) | 段階的な強度の拡散 |
| ソリッド(ブラックソリッド) | 光を完全に遮断(影/ネガティブフィル) |
| ウルトラボウンス / シルバー / ゴールド | 明るくするためのリフレクター |
セットでの使用
光源の上に張られた8x8フレームは、硬い太陽光やライトの光を、より大きく柔らかな光の面へと拡散させます。ソリッドとして使用すると、例えばハイライトを抑えるために、コントロールされた影やネガティブフィルを作り出します。バウンス用の布を使えば、被写体に間接的に光を当てることができます。8x8というサイズは、単独の人物やクローズアップ撮影には十分な大きさでありながら、小規模なグリップチームでも扱える、汎用性の高い中間的なサイズとされています。屋外では、フレームは風の影響を受けやすいため、サンドバッグで固定したり、必要に応じてガイロープで補強したりする必要があります。