ツァイス・マスタープライム - デジタルシネマカメラ用の高級単焦点レンズシリーズ。優れた解像度と中立的な色再現が特徴。
技術詳細
焦点距離
| 12 | 14 | 16 | 18 | 21 | 25 | 32 | 35 | 50 | 65 | 75 | 100 | 135 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| T1.3 | T1.3 | T1.3 | T1.3 | T1.3 | T1.3 | T1.3 | T1.3 | T1.3 | T1.3 | T1.3 | T1.3 | T1.3 |
| 0.20m | 0.25m | 0.30m | 0.30m | 0.35m | 0.35m | 0.35m | 0.35m | 0.45m | 0.55m | 0.60m | 0.75m | 0.90m |
| 1.9kg | 2.1kg | 2.2kg | 2.0kg | 1.9kg | 1.8kg | 1.9kg | 1.9kg | 2.1kg | 2.2kg | 2.3kg | 2.8kg | 4.2kg |
| 114 | 114 | 114 | 114 | 114 | 114 | 114 | 114 | 114 | 114 | 114 | 114 | 134 |
| 112° | 104° | 97° | 90° | 81° | 72° | 59° | 54° | 40° | 31° | 27° | 20° | 15° |
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PL · 300° フォーカス · FF/VV · T*
歴史と開発
ZEISSは、デジタルシネマ制作への移行が始まったことに対応するため、2005年にMaster Primeシリーズを導入しました。このレンズは、ZEISSドイツとARRIの協力により開発され、ZEISSが光学設計を、ARRIが機械設計を担当しました。2008年には、ZEISSは超広角焦点距離を追加してラインナップを拡充しました。このシリーズは2018年まで継続的に生産され、現在のZEISS Supreme Primeラインの先駆けとされています。
映画での実用例
Master Primesは、「ソーシャル・ネットワーク」(2010年)や「007 スカイフォール」(2012年)など、数多くのハリウッド作品で使用されました。T1.3という極めて高い開放F値は、最低限の照明下での撮影を可能にし、クリーミーなボケ味を持つ特徴的な被写界深度を生み出します。典型的なワークフローでは、均一な色再現のために6~8本のレンズセット全体を使用します。欠点としては、重量が重く、ハンドヘルド撮影でのスタビライザーへの負担が大きいことが挙げられます。
比較と代替案
Master Primesは、より安価なZEISS CP.2と比較して、開放F値が高く、光学補正に優れています。Cooke S4/iと比較すると、よりシャープですが、「オーガニック」なルックは劣ります。現代の代替案としては、ZEISS Supreme Prime(T1.5だがコンパクト)やSigma Cine FF(安価だがT1.5)があります。現在、Master Primesは主に低照度シーンや特別な美的要求のために選ばれていますが、Supreme Primesが標準的な使用を引き継いでいます。