超狭い測定角度(約1°)のハンドヘルド露出計——1か所の露出を正確に読み取る。ライティングセットアップに必須。
スポットメーターは、まさにその一点の光の状態を知りたい場合に不可欠なツールです。約1°の測光角で、部屋の平均的な明るさを測るのではなく、5メートル離れた場所から約30×30センチメートルの面積の光をピンポイントで捉えます。これが、撮影監督や照明デザイナーがスポットメーターを愛し、プロの現場で標準装備されている理由です。
実際には、スポットメーターを被写体(俳優の顔、背景のテクスチャ、その背後の白い壁など)に向け、まさにその場所のEV値(露出値)を正確に測定します。より広い測光角(約30°)を持つ露出計とは異なり、スポットメーターは周囲の影響を受けません。これは、被写体が部屋の隅にいてセットの大部分が暗い場合や、極端なコントラストを持つハイキー設定を行う場合に重要です。妥協点ではなく、真実を読み取ることができるのです。
照明セットアップでは、スポットメーターをいくつかの段階で使用します。まず、顔のキーライト成分を測定し、次にフィルライト、バックライト、そして背景を個別に測定します。これにより、偶然の結果ではなく、意図的なコントラストが生まれます。グレーディングにおいても、スポットメーターは(直接機器ではありませんが)概念的に重要になります。セットでの測定から、肌のトーンゾーンがEV 6.5、背景がEV 4.0であることがわかっていれば、それがカラーコレクションやDCPマスタリングでの露出タイミングに役立ちます。
実用的なヒントとして、スポットメーターのホワイトバランスモードに注意してください。セットアップと撮影の間で色温度が変化した場合(HMIライトは調光器の位置によって変化します)、スポットメーターは再調整が必要かどうかを教えてくれます。最新のデジタルスポットメーターは、色温度を直接表示します。これにより、モニターと再調整の間を行き来する手間が省けます。古いセコニックのモデル(L-308など)は定番で長持ちしますが、デジタル版はより多くの情報を提供し、読み取りの解釈の余地を減らします。