Source Four製モジュール式LEDパネルシステム。基本ユニット150W、光出力18,000ルーメン、6x6配列の個別アドレス指定可能なLEDチップ搭載。
技術詳細
各基本モジュールは150ワット、18,000ルーメンの光出力で、重量は2.8kgです。LEDチップは6x6のグリッドに配置され、各チップは個別に制御可能です。システムは48V DC電圧で動作し、16ビット解像度のDMX-512制御を備えています。調光は0-100%まで無段階で、色ずれはありません。照射角は120°で、オプションのソフトボックスを使用すると60°または30°になります。標準(5600K)、タングステン(3200K)、RGBW(可変色温度2700K-6500K)、ハイアウトプット(モジュールあたり220ワット)の4つのバリエーションがあります。
歴史と開発
Source Fourは、屋外撮影における従来のHMIライトの限界に対応するため、2018年に最初のSourcemakerを開発しました。インスピレーションは、映画「ブラックパンサー」でフリッカーのない均一な昼光光源を必要とした撮影監督レイチェル・モリソンから得られました。2020年にはRGBWバージョン、2022年には液体冷却システムによる放熱性を向上させたハイアウトプットバージョンが登場しました。Netflixは2021年にオリジナル作品でSourcemakerアレイを標準化し、このシステムを普及させるきっかけとなりました。
映画での実用例
映画「Dune」(2021)では、グレッグ・フレイザーが砂漠のシーンで太陽光の模倣として16パネルのアレイを使用し、追加の硬さを出すために実用的なミラーと組み合わせています。「The Batman」(2022)では、ナイトクラブのシーンで象徴的な赤い照明効果のためにRGBW-Sourcemakerが使用されました。このシステムは、赤外線成分のないフリッカーフリーの光を提供するので、グリーンバック作業に特に適しています。典型的なワークフローは、ポートレートには4パネル、グループには9パネルのアレイ、広角撮影には16パネル以上を使用します。欠点としては、大型アレイの重量と、バッテリー駆動時の電力配分が挙げられます。
比較と代替案
ARRIのSkyPanelとは異なり、Sourcemakerは中央制御ユニットなしで真のモジュール性を提供します。Aputure Novaパネルと比較すると、個々のパネルの出力が高く優れていますが、価格は高くなります。LiteGear LiteTileは、曲げられる柔軟性がありますが、光出力はSourcemakerに及びません。予算重視のプロダクションでは、光量が60%のGodoxパネルが代替案となります。屋外で十分な昼光がある場合、Sourcemakerは無敵ですが、屋内ではより安価なシステムで十分な場合が多いです。