フィルムの感度を示すグラフ—露出対濃度。グレースケールで測定、本番前のテスト必須。
撮影現場では、使用するフィルムについて明確な理解が必要です。そこで役立つのがセンシトグラムです。これは、フィルムが光にどのように反応するかをグラフィカルに示したものです。X軸は露光量(ログ露光値で測定)、Y軸は現像後の光学濃度を表します。表示されるのは曲線であり、この曲線がネガまたはポジフィルムの特性をすべて物語っています。
測定はグレースケール(段階的な白から黒への濃度の変化)を用いて行われます。このグレースケールを写真撮影し、標準的な条件下で現像した後、濃度計で各段階の黒さを測定します。その結果、特性S字カーブが得られ、トウ(暗部、コントラストが低い)、リニアゾーン(ここでフィルムは最もきれいに動作する)、ショルダー(明部、コントラスト圧縮)の位置がわかります。このカーブの傾きがガンマであり、フィルムのコントラストの指標となります。
実際には、大規模なプロダクションの前に、計画しているフィルムと現像液のシステムをテストします。好みの現像時間でフィルムがどのように反応するか、どのくらいの露光ラチチュードがあるか、シャドウが沈み込み、ハイライトがクリップする場所を知る必要があります。センシトグラムは、これらのデータを白黒(より正確にはグレー・オン・グレー)で提供してくれます。一部の撮影監督は、異なる現像プロトコル(標準現像、プッシュ+1、プル-1)のために複数のセンシトグラムを保持しており、撮影日の問題に迅速に対応できるようにしています。
重要:センシトグラムは常に特定の組み合わせです。フィルム+現像液+温度+時間+攪拌。いずれかの変数が変更されると、値も変更されます。そのため、プロは非常に正確に行います。テスト時の条件は、プロダクションの条件と正確に一致させる必要があります。センシトグラムは、メーカーが約束するものではなく、実際に得られるものを示す、あなた自身のフィルム取扱説明書なのです。