セットでのステレオスコピック3Dリアルタイム監視用メガネ。各レンズが対応する目に画像をフィルタリング。撮影中のリアルタイム奥行き制御。
3D撮影では、撮影中にカメラが実際に捉えているものを、技術的な側面だけでなく、ドラマツルギーの側面からも確認するための信頼できる方法が必要です。偏光メガネはまさにその役割を果たします。モニターやマットボックスのプレビューに表示される2つの重ね合わされた画像を分離し、各目が正しい画像だけを見るようにします。これは、2つのレンズに異なる偏光フィルターを使用し、それに対応する偏光された映像(デュアルセンサー3Dリグやビームスプリッターセットアップなど)と同期させることで機能します。
実際には、セットでモニターを見て、軸のコンバージェンスが正しいか、インターアクシャル距離が奥行きを正しく表現しているか、またはオブジェクトが不快に飛び出して見えないかなどをすぐに確認できます。メガネなしでは、2つの重ね合わされたぼやけた画像しか見えず、脳は状況を解釈できません。メガネをかけると、最終的な視聴者と同じように、リアルタイムで3Dの融合が起こります。奥行きにのみ現れるフォーカス問題や、2Dプレビューでは見えないゴースティング効果を検出できます。
注意点:メガネは万能ではありません。使用する3D撮影システム(パッシブ偏光技術、アクティブシャッターシステム、干渉フィルターなど)に応じて、適切なソースに適切なメガネが必要です。古いフィルム3D作品(例:Pace FusionカメラまたはArri Alexa Studioの3Dモード)では、ビデオアシストに偏光メガネが標準でした。高リフレッシュレートの最新LEDモニターでは、メガネが互換性がないと、ちらつきが発生したり、分離が崩れたりするため、互換性のあるメガネが必要です。
最大の利点:ポストプロダクションでの予期せぬ問題を防ぐことができます。3Dコンバージェンスエラーや間違ったインターアクシャル設定は、セットで修正できますが、グレーディングスイートや3Dアライメントでの修正は高額になります。良質な偏光メガネは200〜500ユーロで、ポストプロダクションで数千ユーロを節約できます。メガネは長時間の撮影でも快適な軽さであること、そしてモニターが偏光信号に最適化されていることを確認してください。安価なディスプレイは、偏光フィルターの下で画質が急速に低下します。