超低プロファイルカメラプラットフォーム——地面近くで安定性を保つ。グラウンドレベルショットに不可欠。
地面に近いアングルでの撮影――迷路のような追跡シーン、瓦礫の下を這う、猫や子供の視点――では、通常の三脚はすぐに限界に達します。そこで登場するのが「モスクワ・ベッド」です。これは、カメラを地面から5〜30センチの高さに設置できる、極めて低く安定したパイプとジョイントでできた構造物です。泥に沈んだりぐらついたりすることなく、カメラを固定できます。この名称はソビエトのグリップの伝統に由来し、ヨーロッパのプロダクションでは現在も標準となっています。
その原理はエレガントです。通常の三脚を低くしようとすると(ある高さまでしか低くできず、それ以上になると傾いてしまう)、代わりにアルミ製のポールで平らな格子のようなものを組み上げ、そこに小型のパンヘッドでカメラを取り付けます。この構造物全体は、幅広の足で地面に立つか、直接地面に置かれます。カメラの重さが一点に集中せず分散されるのが、即席の解決策に対する決定的な利点です。35mmフィルムカメラやデジタルシネマカメラは、地面が砂利、木の板、濡れた草であっても、不安定な場所で安定します。
実際には、撮影現場でモスクワ・ベッドを組み立て、その上にカメラを設置し、マイクロアジャストメントで微調整してから撮影を開始します。シンプルなパン操作をするか、静的なアングルとしてそのままにしておくこともできます。特にドリーでの作業でその利点が発揮されます。ベッドをレールシステムに乗せることで、他のどのセットアップでも不可能な、連続した地面に近い移動撮影を実現できます。撮影監督は、フォーカスと構図をコントロールするために、頭上から並行してモニターを確認できます。一方、カメラマンは移動を操作します。
極端な広角レンズを使用する場合、モスクワ・ベッドは不可欠です。レンズと地面の間の距離を最小限に抑えることができ、レンズの影が目立たなくなります。明るく硬い光(グリップセットアップ、トラッキングショットも参照)で作業する場合、このフラットな構造により、三脚の脚による不要な影の発生も回避できます。階段や傾斜地など、通常の三脚が安全に設置できないような、地面の状況が難しいロケーションでの撮影では大きな利点となります。