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ランタン
照明 · 用語

ランタン

Lantern
Murnau AI illustration
color temperature flow roll take

拡散素材からなる球形ライトモディファイアー。全方向性の柔らかい照明を生成し、硬いシャドウなし。20–120 cm径で利用可、クイックリリースspeedring付属。

技術的詳細

プロフェッショナルなランタンは、直径20cm、30cm、45cm、65cmの標準サイズがあり、特殊用途向けには最大120cmの大型モデルも存在します。拡散材は、色温度を+200Kシフトさせながら、光量を約1.5〜2段低下させます。Chimera LanternやAputure Light Domeのような典型的なモデルは、クイックリリーススピードリング(Bowensマウント、Profotoマウント)を採用しており、素早い取り付けが可能です。組み立ては、グラスファイバーまたはカーボンファイバー製のバネ式リブで行われ、30〜60秒で展開できます。

歴史と開発

最初の市販ランタンは、1987年にアメリカのChimera社がプロの映画セット向けに「チャイナボールの代替品」として開発しました。アジアの紙提灯にインスパイアされており、1970年代にはすでに即席のライトモディファイヤーとして使用されていました。2003年にChimeraは折りたたみ式バージョンを導入し、2018年には耐熱性を向上させたLED最適化バージョンが登場しました。現代のランタンは、2020年以降、RGB制御やアプリベースの制御を統合しています。

映画での実践的な使用

ロジャー・ディーキンスは「ブレードランナー 2049」(2017年)で、雰囲気のある屋内シーンのためにランタンを多用しました。一方、エマニュエル・ルベツキは「バードマン」(2014年)で、複雑なステディカム撮影のための移動光源として使用しました。典型的なワークフローは、Cスタンドやブームアームに取り付け、俳優の1〜3メートル上に配置して、硬い影のない自然な肌のライティングを実現します。利点は、グループ演技のための均一な全方向からのライティングですが、欠点は、光源の方向制御が限定的であることと、近くの被写体が過露光になる可能性があることです。

比較と代替手段

ランタンは、指向性のある光を出すソフトボックスとは異なり、全方向性の光を放ちます。また、チャイナボールとは異なり、プロの防火認証と耐久性を備えています。拡散材を備えた現代のLEDパネル(例:ARRI SkyPanel with Dome)は、より精密な制御が可能ですが、コストが高くなります。狭い空間では自然な光の分散のためにランタンが選ばれ、制御されたスタジオ環境では、クラシックなソフトボックスやビューティーディッシュが好まれます。

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