Astera AX2:120個のRGBW LED、20時間のランタイム、wireless DMX制御、IP65防水を備えたバッテリー駆動型LEDチューブ。モバイルアクセントおよびエフェクト照明用。
技術詳細
AX2は120個の個別のLED(RGBWチップ)を使用し、CRI値97+、TLCI値98+を達成しています。稼働時間は、出力10%で最大20時間、フル稼働で2.5時間です。IP65認証を取得したこのライトは、ワイヤレスDMX制御(CRMX)を備え、AsteraAppを通じてBluetoothで制御可能です。ビーム角は120°ですが、オプションのディフューザーやハニカムで変更できます。本体はマグネット式充電ケーブルで充電し、バッテリー残量表示機能を内蔵しています。
歴史と開発
Asteraは、柔軟でバッテリー駆動のLEDソリューションへの需要の高まりに応えるため、2018年にAXシリーズを発売しました。AX2は2020年にAX1の後継機種として市場に投入され、重量がわずかに増加しただけで、光量が2倍になりました。開発は、タイトな撮影状況やモバイルプロダクションでコンパクトなソリューションを必要としていた撮影監督やギャファーとの協力によって行われました。
映画での実用例
AX2は主にアクセントライトやエフェクトライトとして使用され、例えばネオン管、コンピューター画面、またはカラフルな環境光のシミュレーションなどに用いられます。クリストファー・ノーラン監督の「TENET テネット」(2020年)では、未来的なラボのシーンの照明にAX2チューブが使用されました。これらのデバイスは、目に見えるケーブルなしで動作し、スリムなデザインのため狭いスペースにも配置できるため、セットに目立たずに統合できます。ワイヤレスDMX接続により、撮影中の正確な色変更や調光効果が可能になります。
比較と代替案
小型のAX1(100W)と比較して、AX2は光量が2倍でありながら、本体長は40%長くなっています。代替案としては、Quasar Science Q-LED(同等の光量だが有線)、またはArri SkyPanel S30-C(より高出力だが大幅に重い)が挙げられます。より大型のAX3(300W、1.68m)は、より高い光量が必要な用途に適しています。色変更を必要としない純粋なデイライト用途では、従来のKino Floチューブの方がコストパフォーマンスに優れている場合が多いです。