ARRI HMI シリーズ投光器(575W~18,000W)。電子安定器によるちらつき無しの昼光出力、Fresnel レンズで 12°~65° のビームアングル対応。
技術詳細
ARRISUNファミリーは、575W(14,000ルーメン)、1200W(32,000ルーメン)、2500W(75,000ルーメン)、4000W(120,000ルーメン)、12,000W(350,000ルーメン)、18,000W(520,000ルーメン)の6つの主要モデルに分かれています。全モデルで電子バラスト(EVG)を採用しており、25/50Hzでのフリッカーを排除し、ホットリストライク機能を提供します。フレスネルレンズは、モデルに応じて12°から65°のスポット角度を可能にします。大型ユニット(4K以上)は、DMX-512制御を備えた独立したバラストを必要とし、100m以上のケーブル長でリモートフォーカス機能を提供します。
歴史と開発
ARRIは、昼光バランスの取れた光源への需要の高まりに応えるため、1982年に最初のARRISUNモデルを導入しました。HMIテクノロジー自体は1960年代にOsramによって開発されましたが、映画界に導入されたのは1970年代後半でした。1995年にはフリッカーフリーの電子バラストを備えた第2世代、2003年にはホットリストライク機能を備えた第3世代が登場しました。2018年以降の現在の第4世代は、大型モデルでより正確な色制御のためにARRI SkyPanelテクノロジーを統合しています。
映画での実践的な使用
エマニュエル・ルベツキは、「バリー・リンドン」(2019年再撮影)のキャンドルライトシーンでARRISUN 18Kユニットを使用し、キューブリックのNASAレンズを最適に照らしました。「マッドマックス 怒りのデス・ロード」では、ジョン・シールがARRISUN 12Kアレイを使用してディフュージョンにより灼熱の砂漠の太陽をシミュレートしました。2.5Kモデルは、屋内の窓光シミュレーションとして頻繁に使用される一方、575Wおよび1200Wモデルは、屋外撮影での移動可能なフィルライトとして機能します。欠点としては、3〜5分のウォームアップ時間と、追加の冷却を必要とする熱発生が挙げられます。
比較と代替手段
Joker-Bug 800WやK5600 Joker2などの競合製品は、同様の光質を提供しますが、ARRISUNシリーズの光出力には及びません。ARRI SkyPanel S360のようなLEDパネルは、即時使用性と色の多様性により、小型HMIユニットをますます置き換えています。しかし、最大の光出力で純粋な昼光を模倣する場合、ARRISUNスポットライトは依然として比類がありません。最新のLEDフレスネルは、2020年以降で同等の光量を達成していますが、はるかに大きな筐体を必要とします。