Arri T2:2000W タングステン Fresnel、8インチレンズ、12°–60° ビームアングル。11.5kg、ファンレス静音動作。インタビュー用標準 key light。
技術仕様
T2はG22ソケットのFEPランプ(タングステンハロゲン)を使用し、220V/240Vの交流で動作します。フレネルレンズの直径は8インチ(203mm)で、スポットからフラッドまでのビーム角は12°から60°まで変化します。鋳造アルミニウム製の筐体はスタンドなしで11.5kg、寸法は440×350×400mmです。筐体にある手動調光器により、出力を100%から約10%まで無段階に調整できます。冷却はファンなしのパッシブ対流で行われ、静音動作を保証します。
歴史と開発
Arriは、1970年代の旧モデルが時代遅れになった後、1985年にTungstenシリーズの改良版としてT2を発売しました。開発は、よりコンパクトな設計と改善された光出力を目指しました。1992年には、最適化されたフレネル光学系と改善されたヒートシンクを備えた再設計が行われました。2010年からは、Schukoコネクタと改良されたバーンドアシステムが追加されたT2 Plusが提供されています。
映画での実践的な使用
T2は、インタビューセットアップや小規模な屋内撮影の標準的なライトとして確立されました。映画「善き人のためのソナタ」(2006年)では、撮影監督のHagen Bogdanskiが尋問シーンでT2バッテリーを使用してハードな影を作り出しました。テレビ制作では、T2はクローズアップのキーライトや、2人での会話のヘアライトとしてよく使用されます。コンパクトな設計により、大型の照明器具を配置できない狭いスペースでの使用が可能です。欠点としては、大規模なセットでの光量が限られることや、長時間の撮影での発熱が挙げられます。
比較と代替案
T2は、小型のT1(1000W)とT5(5000W)の間に位置します。Arri SkyPanel S30-Cのような最新のLED代替品は、消費電力が少なく色温度も可変ですが、同等の光量を提供し、価格は10倍になります。Arri M8のようなHMIライトは、同等の消費電力で3倍の光量を生み出しますが、バラストが必要で、調光の柔軟性が低いです。昼光撮影では、3200Kの特性から、T2はタングステンシーンまたはCTBフィルターの使用に限定されます。