プロ用フルイドヘッド三脚——スタンダード装備。25kgまで対応、パン/チルト滑らか。
パンを多用するなら、この三脚は避けて通れません。Vintenシステム(QuattroまたはVision3)は、正確なパン・ティルト動作のためのワークステーションです。その核心は、沈み込まない高品質なボールヘッドと、脚を所定の位置に保持するミッドスプレッダーの組み合わせです。これが、一般的な写真用三脚との根本的な違いです。カメラをセットすれば、ヘッドが横にずれたり、わずかな動きで緩んだりすることなく、置いた場所に留まります。
モデルにもよりますが、耐荷重は15kgから25kgで、ほとんどの撮影状況で十分です。ENGカメラ、AlexaやREDのようなクラシックなフィルムカメラも問題なく搭載できます。ただし、マットボックスやフォローフォーカスを備えた大型リグを載せるのは避けた方が良いでしょう。それがこのシステムの限界です。それ以上重くなる場合は、ChapmanやRonfordのようなより堅牢な構造のものを選びます。しかし、25kg未満であれば、しっかりと固定されます。重要なのは、ヘッドがスムーズに動作し、同時にドリフトを防ぐことです。Vintenは、ラックアンドピニオンではなく、フリクションエレメントとカウンターバランスでこれを実現しています。
セットでの具体的な使用感としては、Quattro三脚にカメラをセットし、カメラの重量に合わせてフリクションをロックし、テストパンを行うと、シルクのように滑らかに動きます。カクつきやフレームの飛びはありません。安価なシステムはカメラの重量に合わせられなかったり、わずかな抵抗でブロックされたりします。Vintenではフリクションを調整するだけで、うまく機能します。しばしば過小評価されるスプレッダーは、負荷がかかったときに脚が開くのを防ぎます。これは、脚が温まって素材が膨張する長時間の撮影で特に重要です。
グリップとカメラマンにとっての実用的な注意点としては、最終的な位置が決まったら、ミッドスプレッダーを最後に調整します。フリクションはきつすぎず、緩すぎず、指先でわずかな抵抗を感じる程度で十分です。パンハンドルはきれいに注油しておく必要があります。ロケーション撮影での埃や塩分はシステムの大敵です。そして、三脚自体の重量が8〜12kgあることも忘れてはいけません。運搬や設営・撤収の時間を正しく見積もってください。ドキュメンタリー撮影や固定カメラポジションでの、より遅く、精密に演出されたパンには、Vintenが依然として最良の選択肢です。