カメラフレームの安定性——最小限の振動や不要な動き。長い静止ショットで重要。
撮影をしているとすぐに気づくことだが、カメラは決して完全に静止しない。どんなに優れた三脚を使っても、風、床を踏む足音、ステディカムのモーターなどから微細な振動が生じる。安定性とは、これらの不随意な動きを最小限に抑えたり制御したりする能力のことだ。これはシャープネスやフォーカスではなく、テイク全体にわたる映像の水平・垂直の静止性に関するものである。
実際には、いくつかの段階を区別する。重い三脚、調整されたヘッド、サンドバッグを使った完璧に安定したショットは、ドキュメンタリーや静的なポートレートでよく見られる。映像は写真のように時代を超越した印象を与える。ハンドヘルド撮影(極端に静止させようとしても)では、常にわずかなドリフトやブリージングが生じ、視聴者に無意識のうちにリアリティを伝える。これはインタビューや観察的なシーンに重要だ。その中間にあるのが制御されたセミ・スタビリティである。ステディカム、ジンバル、あるいは軽いスライダーの動きは、マイクロシェイクのない構造化された動きを与えてくれる。
安定性が重要になるのは、カットのない長い静止ショットの場合だ。空の通りを3分半撮影したショットで、映像が1秒あたり1~2ピクセルでもドリフトすると、視聴者は疲れてしまう。これはDCPや大画面での上映で初めて気づくものだ。逆に、車で移動するカメラを使ったアクションシーケンスでは、完璧な安定性はしばしば望ましくない。システムのマイクロジッターがエネルギーを与える。
技術的には、安定性は重量と質量(重い三脚は振動を吸収する)、アイソレーション(ヘッドと三脚間のデカップリング)、床材(コンクリートよりも木の板の方が厄介)、そして光学式手ブレ補正(レンズまたはセンサーのIS)によって制御される。編集段階で、後からWarpStabilizerなどのツールで修正することもできるが、画質が低下し、しばしば不自然に見える。それよりも、セットに組み込むのが良い。現代のジンバル技術(DJI、Easyrig)は、10年前にはステディカムオペレーターが必要としていた柔軟性を提供してくれるが、それらも、美化されたプラスチックのようなルックに陥らないためには、感覚と経験が必要である。