大型の無焦点光源、広範で均一なカバレッジ——倉庫や広いインテリアの標準的なキーライト。最大投射距離。
ホール全体や広いスタジオのインテリアに照明が必要で、しかも素早く均一に当てたい場合。まさにその時に使うのがフラッドライトです。セットにおける作業馬のような存在で、広範囲に照射し、フォーカス性は低いものの、広い面積に最大限の光量をもたらします。フレネルレンズやエリプソイドスポットが光線を精密に形成するのに対し、フラッドライトは光を空間にそのまま投げかけ、広範囲をカバーします。
実際には、フラッドライトを列にして吊るします。ホールの天井、壁、前方などです。リフレクターは平坦かわずかに湾曲しており、ランプはその奥に配置されます。シャッターやフォーカスリングを操作することなく、光は前方と側方に拡散します。大規模なプロダクション、例えばスポーツ中継、工場シーン、格納庫の撮影などでは、フラッドライトが基本的なセットアップとなります。これらは、影を落とさない、あるいは非常に柔らかい影しか落とさない、平坦で均一な明るさを生み出します。これは必ずしも視覚的に面白いとは限らないため、フラッドライトは主にベース照明として使用され、スポットライト(輪郭用)やフレネルレンズ(ドラマチックな効果用)といった指向性のある照明と組み合わされます。
欠点は明らかです。デザインの自由度がなく、影のモデリングができず、隅や不要な表面に多くの光が拡散してしまいます。スタジオでは、必要のない光が多くなってしまうという問題がさらに顕著になります。均一性が重要な屋外セットや工業ロケーションでは、フラッドライトはその強みを発揮します。また、時間が貴重な大規模空間でのライブ撮影でも、フラッドライトは設置して電源を入れればすぐに使用できます。
技術的には、フラッドライトは堅牢で、通常は高ワット数(1500~5000ワット以上)で、太い電球または最近ではLEDバリアントを使用しています。熱を持ち、換気のためにスペースが必要です。連続的でハードな照明が必要なインターフェイスライト(カットポイントライト)や、セットでのフィルライトとして、そのシンプルさと信頼性の高さから、フラッドライトは依然として定番です。