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フィルライト
照明

フィルライト

Fill Light / Base Illumination
Murnau AI illustration
base light level practical light motivating light photoflood

影を埋める柔らかく無指向性の光——主光と暗部のコントラストを低減。通常はソフトボックス、ライトパネル、またはバウンス。

キーライトが強すぎたり、シャドウが潰れてしまったりする場合、フィルライト(ベースライト)が必要です。これは、クラシックな3点照明における2番目の支柱であり、ドラマを生み出すものではなく、救済措置です。キーライトが被写体の立体感を作り出すのに対し、フィルライトは形状を損なうことなく暗部を埋めます。これが決定的な違いです。フィルライト自体が光るのではなく、ただ「無」を補うだけなのです。

実際には、フィルライトはキーライトの反対側に配置します。正面ではなく、少しずらした位置、通常は目の高さかそれ以下です。距離と強度は、コントラストの必要性に応じて決定します。ハイキーシーン(明るいドラマ、オフィスシーン)では、フィルライトをカメラの高さ近くまで高く配置することがよくあります。ローキー(フィルムノワール、サスペンス)では、シャドウに「息」ができるように、フィルライトは最小限に抑えます。経験則として、フィルライトはキーライトより1段以上暗くしてはいけません。そうしないと、シーンに立体感が失われます。被写体が大きい場合や、グループ(例えば会議テーブルでのディスカッション)の場合は、複数のフィルライトを異なる方向から使う必要があることが多いです。カメラの後ろ上方に大きなソフトボックスを配置するか、反射材付きのオーバーヘッドライトテーブル(白い天井のフレーム)を使用します。これは完全に拡散して見えるためエレガントであり、2つ目のシャドウを投げかけません。

素材の選択は重要です。ソフトボックス(大きいほど柔らかくなる)、ディフュージョンカーテン、シルクの張り布、または利用可能な光からのリフレクターとしてシンプルな白いフラッグなどです。良いフィルライトは目立たないものです。シャドウが「死んでいない」ことだけがわかります。初心者はフィルライトを強すぎる設定にしがちですが、そうするとシーンが平坦で面白みに欠けるようになります。プロは加減をします。フィルライトは細かい作業であり、面への照射ではありません。デジタルカラースペース(DaVinci Resolveなど)では、フィルライトは後から修正できますが、セットでは正しく設定する方が速いです。極端な逆光(バックライト主体の演出)の場合は、フィルライトは全く必要ないか、最小限で十分です。輪郭だけで十分です。しかし、これは意図的なスタイルの選択であり、節約のためではありません。

実践的なヒント:常にスポットメーターで最も暗いシャドウ部分の露出を測定してください。フィルライトは、そこにまだディテールが見える場合に正しい設定です。クラシックな映画では、キーライトより2~3段下が一つの目安となります。

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