ARRI Signature Primeは、オーガニックな描写と柔らかいボケを特徴とした最新プライムレンズシリーズで、ALEXA LFなどのデジタルシネマカメラ向けに開発された高解像度対応光学系。
技術詳細
焦点距離
| 12 | 15 | 18 | 21 | 25 | 29 | 35 | 40 | 47 | 58 | 75 | 95 | 125 | 150 | 200 | 280 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| T1.8 | T1.8 | T1.8 | T1.8 | T1.8 | T1.8 | T1.8 | T1.8 | T1.8 | T1.8 | T1.8 | T1.8 | T1.8 | T1.8 | T2.5 | T2.8 |
| 0.35m | 0.35m | 0.35m | 0.35m | 0.35m | 0.35m | 0.38m | 0.38m | 0.45m | 0.50m | 0.61m | 0.85m | 1.07m | 1.22m | 1.52m | 2.13m |
| 2.5kg | 2.3kg | 2.1kg | 1.9kg | 1.7kg | 1.6kg | 1.6kg | 1.6kg | 1.6kg | 1.6kg | 1.7kg | 1.8kg | 1.9kg | 2.1kg | 2.3kg | 2.7kg |
| 134 | 134 | 134 | 134 | 134 | 134 | 134 | 134 | 134 | 134 | 134 | 134 | 134 | 134 | 134 | 134 |
| 111° | 95° | 84° | 74° | 64° | 57° | 48° | 43° | 37° | 30° | 24° | 19° | 14° | 12° | 9° | 6° |
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LPL · 134mm フロント · 300° フォーカス · LF · LDS-2
歴史と開発
ARRIは、ラージフォーマットシネマグラフィーへの需要の高まりに応える形で、2018年のNABでSignature Primesを発表しました。開発は2016年にALEXA LFカメラと並行して開始されました。技術的にニュートラルなMaster Primesとは異なり、Signature Primesは意図的に独自のルックを伝えるように設計されています。2019年には、シリーズ13本目のレンズとして280mmの焦点距離が追加されました。このレンズはZeissとの共同開発で、ARRIが光学設計を、Zeissが製造を担当しました。
映画での実使用
ロジャー・ディーキンスは「1917」(2019年)でSignature Primesを使用し、その特徴的なボケ味を活かして、長回しのシーケンスで前景と背景を分離しました。「Dune」(2021年、撮影:グレイグ・フレイザー)では、砂漠の風景のために主に14mmと18mmの広角レンズが使用されました。これらのレンズは、技術的にニュートラルなレンズよりも肌の色合いを暖かくオーガニックに再現するため、ポートレートや感情的なシーンに特に適しています。マイクロコントラストが低いため、セットでのディフュージョンが少なくて済む場合が多いです。
比較と代替案
ARRI自身のMaster Primesと比較して、Signature Primesは技術的な完璧さは劣りますが、より特徴的なルックを持っています。Zeiss Supreme Primesは直接競合しますが、よりニュートラルでシャープな画像を提供します。Cooke S7/i Primesは、より強いマイクロコントラストを持つクラシックな「Cooke Look」を生み出します。予算の限られたプロダクションでは、ARRI Signature Zoomsが代替案として考えられます。これらは、1日あたりのレンタルコストを抑えながら、同様のルックを提供します。柔らかい肌のトーンとオーガニックな映像表現が優先される場合、Signature Primesが選ばれることが多いです。